低気圧による片頭痛にお悩みの方へ※頭痛の治し方のポイントをご紹介します※
「低気圧がくると頭がズキズキ痛む」
「片頭痛がひどくて、吐き気がする」
「頭が痛くて、仕事や家事が全然手に付かない・・・」
このような片頭痛の症状に困っていませんか?
突然、ズキズキと痛くなる片頭痛ですが、一般的に睡眠不足や疲れ、肩こりがあるる人に片頭痛が起きやすくなるといわれています。特に片頭痛は女性に多く、男性の3.6倍ほどという調査結果もあります。年代別では男性は20〜30歳代、女性は30〜40歳代と働き盛りの世代に多いことも特徴です。
そして、低気圧や台風などの天候による気圧や気温の変化のある時にも片頭痛は起こりやすくなります。
そもそも片頭痛とはなに?
普通の頭痛とは違って血管が脈打つように痛む頭痛で、一般に「頭痛持ちの頭痛」と呼ばれます。
片頭痛には、次の特徴があります。
- 脈拍に一致したズキンズキンという痛み
- 頭の片方(こめかみから目の辺り)が痛くなる
- 数日から数週間の間隔で頭痛が起きる
- 1回の頭痛が2〜3時間(長いときは1日中)続く
片頭痛はひどくなると吐き気や嘔吐を伴うこともあります。また、片頭痛が起きる数十分から数時間前に、目のチカチカ,首すじの張り,生あくびなどの頭痛の前兆がある人もいます。
「片頭痛」や「緊張性頭痛」など一般的に慢性頭痛と呼ばれる頭痛は、他の病気が原因で起こるわけではありません。しかし、「脳腫瘍」や「脳出血」などが原因で起きる頭痛もあります。このような頭痛は命に関わることもありますので、いつもと違う頭痛を感じた時はすぐに病院を受診してください。
次に、なぜ低気圧が来ると片頭痛が起きるのか、その原因を考えていきたいと思います。
なぜ低気圧で片頭痛が起きるのか?
低気圧や台風の接近など、天候の変化によって片頭痛が起きることは昔からよく知られています。しかし、なぜ低気圧によって頭痛が起きるのかという原因は特定されていないのが現状ですが、次のような原因説が知られています。
気圧の変化が原因!?
ひとつの説としては、低気圧による「気圧の変化」が頭痛の原因になるという考え方があります。低気圧による大気圧の低下で、血管が膨張して頭の神経を圧迫することで頭痛が起きるという考え方です。
刺激を受けた脳の神経は血管を広げる物質を放出するので、血管の周りには炎症が起こってきます。そうなると、さらに血管が広がり、ますます周りの神経が刺激されます。この刺激が大脳に伝わって起こる痛みが頭痛というわけです。
自律神経が原因!?
低気圧で気圧が下がると、自律神経のバランスが乱れて頭痛になるとする説もあります。
頭痛以外にも低気圧になると、だるくなったり、眠けや意欲がでなかったりというのは、耳の奥にある内耳という器官が気圧の低下をキャッチして「副交感神経」という休息モードの自律神経を優位にするためです。自律神経のバランスが崩れて、副交感神経が過剰に優位になると、血管が大きく拡張して片頭痛が起こることがあります。
普段、ストレス過多で交感神経を過剰に働かせている人が、休日にリラックスしたことで強く副交感神経が働いて片頭痛が起きるのも同じ理由と考えられます。
次に片頭痛の治し方のポイントについてみていきましょう。
片頭痛の治し方、4つのポイント
片頭痛を治すのに有効で簡単にできる方法を次に挙げておきます。
・マグネシウムが多い食べ物
大豆、いわし、しらす、あさり、わかめ、こんぶ、アーモンド等。
・ビタミンB2が多い食べ物
レバー、うなぎ、納豆、牛乳、玉子等。
これ以外にも、片頭痛に良いフィーバーフュー(和名:夏白菊)という菊科のハーブが有名です。夏白菊は、何世紀も前から伝統的に発熱、頭痛、胃痛、歯痛、虫さされに使われてきた薬用ハーブで頭痛の方向けのサプリメントの材料として使われています。
最近、頭痛の方向けに開発された「ズキラック」という植物素材で作られたサプリが売れているみたいです。前述した「夏白菊」と血管の収縮を調整するマグネシウム、漢方にも使われる桂皮や冬虫夏草、リラックス効果の高いシナモンなどが入っています。
医薬品ではないので「薬には頼りたくない・・・」「薬ばかり飲んでて胃や腎臓が悪くならないか心配」といった頭痛に悩んでいる方に支持されているようです。片頭痛には困っているけど、頭痛薬は飲みたくないという人は、試してみても良いかも知れませんね。